このような悩みはありませんか?

前歯の先端がギザギザになってきた、下の前歯が削れてきたという症状でお悩みの方が増えています。すがわ歯科医院では、咬み合わせ認定医の視点から根本原因を見極め、適切な治療法をご提案しています。
- 前歯の先端がギザギザして舌に当たる
- 下の前歯が削れて短くなってきた
- 前歯同士が当たる感覚がある
- 朝起きると顎が疲れている
- 無意識に歯を食いしばっている
- 仕事中に歯をくいしばっていることに気づく
- 前歯で噛み切りにくくなった
- 歯の先端が透けて見える
スマホ時代の新たな歯のトラブル
前歯の先端がギザギザになる主な原因は、食いしばりや歯ぎしりです。しかし近年、もう1つの大きな要因が明らかになってきました。それは、スマートフォンホやタブレットの使用による下向きの姿勢です。
常に下を向いてスマホを見ていると、重力で顎が落ち、前歯同士が接触する時間が長くなります。本来、前歯は普通にしていれば当たらないものです。奥歯で噛むべきところを、知らず知らずのうちに前歯で噛んでしまっているのです。
嚥下(飲み込み)の際も、正しい姿勢であれば奥歯が中心となりますが、下向き姿勢では前歯に負担がかかってしまいます。現代のデジタル社会において、このような生活習慣による歯の問題は増加傾向にあります。
ストレスによる食いしばりも依然として多く、仕事中や睡眠中の無意識な歯ぎしりが前歯を削ってしまうケースも少なくありません。
スプリントで歯を守る積極的な予防
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これ以上削れないための第一選択
すがわ歯科医院では、前歯の削れに対してスプリント(マウスピース)を積極的に使用しています。特に、他の歯が健康で前歯だけがすり減っている場合は、スプリントが最も効果的な治療法と考えています。
スプリントを装着することで、睡眠中の歯ぎしりや日中の食いしばりから歯を保護し、これ以上歯が削れるのを防ぐことが可能になります。患者様お一人おひとりの噛み合わせに合わせて作製するため、違和感が少なく、継続して使用していただけます。 -
なぜセラミックを推奨しないのか?
「ギザギザした前歯をセラミックで綺麗に整えたい」というご要望を受けることがあります。しかし、当院ではこのようなケースでセラミックの被せ物はお勧めしていません。
根本的な原因である食いしばりや噛み合わせの問題を解決しないまま被せ物をしても、また同じ場所が当たって、せっかくのセラミックが取れたり割れたりしてしまうからです。
ただし、奥歯が壊れて前歯で噛まざるを得なくなっているケースでは話が変わります。このような場合は、奥歯の治療も含めた全体的な治療計画を立て、噛み合わせを整えた上で前歯にセラミックやダイレクトボンディングを行うことがあります。
噛み合わせ全体から考える根本治療

前歯のギザギザは、単に見た目の問題ではありません。奥歯に問題があって前歯に負担がかかっているケースも存在します。
すがわ歯科医院では、咬み合わせ認定医として詳細な検査と診断を行い、問題の本質を見極めます。場合によっては、矯正治療や審美治療を含めた総合的な治療計画が必要になることもあります。
一見大掛かりな治療に思われるかもしれませんが、きちんと検査をして診査・診断した上で、患者様により負担の少ない形で治療計画を立てていきます。局所的な対症療法ではなく、長期的にお口の健康を守ることを最優先に考えています。
軽度の場合は、先端を少し研磨して丸める程度の処置で済むこともあります。しかし、生活習慣が原因の場合は、姿勢の改善やスマホの使い方の見直しなど、日常生活のアドバイスも含めてサポートさせていただきます。
生活習慣の改善も含めたトータルサポート
前歯のギザギザは、お口全体のバランスが取れた状態で、歯が自然に調和しながら削れてきている場合があります。これは病的な状態ではなく、噛み合わせが安定している証拠とも言えるのです。
このような場合、無理に治療するのではなく、スプリントによる保護と生活習慣の改善が重要になります。スマホを見る姿勢、仕事中の姿勢、ストレス管理など、歯科治療の枠を超えたアドバイスも行っています。
すがわ歯科医院では、地域の皆様の生活に寄り添いながら、現代社会特有の歯のトラブルに対応しています。前歯のギザギザが気になる方は、まずは原因を正確に診断することから始めましょう。