ラミネートベニアとは?

ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、その上にセラミックの薄い板(0.5~0.8mm程度)を貼り付ける治療法です。付け爪のように歯に装着することで、歯の色や形、大きさを改善できます。
すがわ歯科医院では、歯全体を覆うクラウン(被せ物)が必要ない症例に対して、積極的にラミネートベニアをご提案しています。歯を削る量を最小限に抑えながら、美しい見た目を実現できる優れた審美治療です。
このような悩みはありませんか?
- 生まれつき歯が小さい(矮小歯)
- 前歯の表面にデコボコがある
- 歯の形を整えたいが大きく削りたくない
- テトラサイクリン歯などの変色が気になる
- 前歯数本の見た目を統一させたい
- セラミック矯正は避けたいが前歯を綺麗にしたい
- 結婚式までに前歯を美しくしたい
- ホワイトニングでは改善できない歯の色を白くしたい
型取りから装着まで2回で完了する短期治療

当院のラミネートベニア治療は、基本的に2回の通院で完了します。初回に歯の表面を薄く削って型取りを行い、次回の来院時に完成したラミネートベニアを装着します。特に問題がなければ、これで治療は終了です。
短期間で治療が完了するため、結婚式や就職活動など、大切なイベントを控えている方にも適しています。できるだけ短期間で、前歯の見た目を改善したいという方に選ばれています。
仮歯の期間も短く、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
局所的な改善に最適な選択

すきっ歯や歯の形の不揃いなど、局所的な問題の改善にラミネートベニアは最適です。健康な歯を大きく削ってクラウンにする必要がない場合、ラミネートベニアという選択肢をご提案しています。
特に前歯の形や色を少し整えたいという要望に対して、最小限の侵襲で最大限の効果を得ることができます。
咬み合わせ認定医による適応診断

当院では、咬み合わせ認定医の視点から、ラミネートベニアが適しているかを慎重に判断しています。最も重要な基準は「噛み合わせの力がそこまでかからない歯かどうか?」です。
前歯に強い力がかかる噛み合わせの方には、ラミネートベニアではなく、より強度の高いクラウンをお勧めすることもあります。適切な診断により、長期的に安定した結果を得ることができます。
クラウンではなくラミネートベニアを選ぶ理由
「クラウン(かぶせ物)が必要のないケース」には、ラミネートベニアをご提案しています。クラウンは歯全体を大きく削る必要がありますが、ラミネートベニアは表面を薄く削るだけで済みます。
歯の神経を残したまま治療できることも大きなメリットです。神経を取ると歯がもろくなり、将来的に歯を失うリスクが高まります。ラミネートベニアなら、歯の生命力を保ちながら審美的な改善が可能です。
ただし、噛み合わせの力が強くかかる部位や、歯の損傷が大きい場合は、クラウンの方が適していることもあります。患者様の状態に応じて、最適な治療法を選択することが重要です。
矮小歯(わいしょうし)でお悩みの方にも効果的
矮小歯(わいしょうし)という、生まれつき小さな歯でお悩みの方にも、ラミネートベニアは効果的です。特に上顎の2番目の歯(側切歯)に多く見られる矮小歯は、笑顔のバランスを崩す原因となります。
ラミネートベニアを貼り付けることで、歯のボリュームを整え、周囲の歯との調和を取ることができます。矮小歯の形を自然に改善し、バランスの取れた美しい歯並びを作り上げます。
小さな歯だけでなく、歯の形が不揃いな場合や、歯の表面に凹凸がある場合にも対応可能です。
費用面で考える治療法の選択

ラミネートベニアの費用は、実はクラウンと同程度です。「短期間でコスパも良い治療」というイメージがあるかもしれませんが、コスト面だけを考えると、ダイレクトボンディングが最も優れています。
しかし、ラミネートベニアには、ダイレクトボンディングにはない利点があります。セラミック製のため変色せず、長期間美しさを保つことができます。また、歯の形を大きく変えることも可能です。
当院では、患者様のご希望、お口の状態、ご予算を総合的に考慮し、最適な治療法をご提案しています。必ずしも高額な治療が良いわけではなく、患者様にとって最も価値のある選択をサポートします。
治療を検討されている方へ
ラミネートベニアは、前歯の審美性を短期間で改善できる優れた治療法です。歯を削る量が少なく、2回の通院で完了するため、多くの方に選ばれています。
ただし、すべての方に適しているわけではありません。噛み合わせの状態、歯の健康状態、ご希望になる仕上がりによって、他の治療法の方が適している場合もあります。
まずは、お口の状態を詳しく診察させていただき、ラミネートベニアが最適かどうかを判断いたします。前歯の見た目でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。