ガミースマイル

当院で多く行うガミースマイル治療の一つが、歯茎を下げて歯の本来の長さを見せる外科処置です。 「外科処置」と聞くと大がかりな手術をイメージされるかもしれませんが、少数歯を対象とする場合は比較的シンプルで負担の少ない処置です。

一方で、前歯6本など広範囲に及ぶケースでは、処置が大掛かりになり、短時間で行うのは難しい場合もあります。

歯茎に埋まっている歯の本来出るべき部分を露出させることで、歯の長さが整い、笑った時の歯茎の見え方が自然になります。処置後は基本的に治癒を待つだけで、特別な管理は必要ありません。

歯茎の外科処置は局所麻酔下で行い、痛みはほとんどありません。処置時間も短く、患者様の負担は最小限です。処置後は歯茎が自然に治癒していき、約2週間程度で落ち着いてきます。

この処置の大きなメリットは、即効性が期待できることです。矯正治療のような長期間の治療は必要なく、処置後すぐに歯の見え方が改善されることが多いです。

ガミースマイルの中には、歯の位置や角度が原因となっているケースもあります。例えば、前歯が前方に傾いている（出っ歯）場合、歯茎も一緒に前に出て見えてしまいます。

このような場合は、矯正治療により歯を本来の理想的な位置に戻すことで改善を図ります。歯の角度を適切に調整し、少し上に引き上げることで、歯茎のラインが自然になり、笑った時の見え方が大きく変わります。

多くの場合、矯正治療だけでガミースマイルを完全に改善することは難しく、歯茎の処置を併せて行うことがあります。まず矯正で歯の位置を整え、その後に歯茎のラインを調整することで、より理想的な笑顔に近づけることができます。

歯茎の処置は少数歯であれば比較的短時間で済む場合もありますが、前歯6本など広範囲にわたるケースでは、大掛かりな処置となり時間や負担が増えることがあります。

治療全体の期間は矯正治療の期間が中心となりますが、処置内容によって追加の負担には違いがある点をご理解ください。

すがわ歯科医院では、治療前に治療後の具体的な仕上がりイメージをお伝えしています。シミュレーションや症例写真を用いて、治療後の変化を分かりやすく説明することで、患者様に安心して治療を受けていただけます。

実際に治療を受けた患者様からは、「改善した」という実感の声を多くいただいています。客観的に見ても、印象はガラッと変わることが多く、笑顔に自信を持てるようになったという喜びの声が寄せられています。

従来、矯正治療というと歯並びを整えることが主目的と考えられがちでした。しかし当院では、歯並びだけでなく歯茎の見え方も含めた総合的な審美改善を行っています。

咬み合わせ認定医として、機能面と審美面の両方を考慮した治療計画を立てることで、健康的で美しい笑顔を作り上げています。